むかしむかしのお話・・・湯河原にたぬきの恩返しという物語があったのをご存じだろうか?

そのお話というのは、湯河原の渓谷を囲む箱根連山の向こう側駿河の国(現在の静岡県)の三島宿の奥山に年老いた一匹のたぬきが、平穏な毎日を過ごしていたが、ある冬の温かい日であった。時ならぬ暖冬の日差しに浮かれ、昼間というのについうかうかと、近所の山に好きな餌を探しに出掛けた。すると、不意に心無い猟師の弓の矢が飛んできて、グサッと右の後ろ足の根元深く突き刺さった。驚きと痛さを引きづって、いったんは木陰に身を隠したものの、長居はできず夜陰をうかがい住み慣れた我が家を後に、箱根の山に降り積もる雪に残る足跡を気ずかいつつ、逃げてきたのがこの湯河原の渓谷である。たぬきは岩の隙間から湧き出る温泉を見つけ、その湯で傷を洗っているうちにみるみる傷が治ったと…

そこでたぬきは、時に美しい娘に…時にたくましい若者に…化けては旅人の身体も心も癒し、そしてたぬき自身もそんな旅人に癒されていたというお話…。

 

今、時を経て伝説のたぬきの末裔「ゆい」が湯河原温泉で愉快な仲間たちと繰り広げる新たなる物語。

 

ゆいが三助になるまでは・・・ぜひ!湯河原温泉に来てお話の続きを聞いてみてくださいね。